2011-06-11

出産キロク③ 陣痛室3日目 感染値上昇

陣痛室も3日目になると、焦りと言うか、すっごい心細い気持ちが大きくなる。
周りの陣痛室には、やってきては半日もすると出産して卒業していく人が多くて…(涙)。
なんで私だけ…ってへこんでた。もう全く産める気がしない。

●4月21日(木)朝
朝の診察のため分娩室へ。
もうこの時点で何回分娩台に上がってるんだって感じ…。はいはい分娩台ね、よいしょっと上がる。慣れたもんだ。

T先生がバルーンを外す。子宮口は4~5センチくらい?ちょっとは開いてきた。 昨夜ずっと苦しんだ甲斐があったのかー、とちょっとほっとする。

そのあと、昨日T先生の横にいた新人の女の先生が血液検査の結果をもってやってきて、
「お母さん(私)の感染値があがっていて、胎児に感染する危険があります。なるべく早く赤ちゃんを出してあげないと危険になるかも…」
と突然告げられる。

…え!?はい?


昨日の治療計画書通りに、これから陣痛促進剤を打って出産を進めるか、これから即緊急帝王切開手術をするか。
ただ、陣痛促進剤を打ってもお産が夜まで進まなければ、その場で帝王切開に切り替える。

どっちにしますか?

って。
突然告げられても!
どっちにしますかって!!
一体、どっちがいいんですかっ!!
わからなすぎてパニック。

しかも、新人先生、ちゃんと冷静に伝えてくれてたんだけど、それが当時の私にはすっごい冷たい感じに聞えてそしてなんか脅されてるみたいでめっちゃ怖くなっちゃって。
 
助産師さんがそのあともう一度優しく説明してくれたんだけど、その時には涙が止まらなくなってしまった。
「わたし、ほんとに産めるんですか?うわ~ん!!」
もう分娩台の上で号泣(笑)。

かろうじてわずかに働いてる脳みそで必死に考えて、当初の予定通り経膣分娩をするべく、促進剤をうってもらうことに決めたんだけど、果たして赤ちゃんにとってそれが正しい選択なのか、全然わからなかった。
でもだれも決めてくれない、自分で決めなくちゃ。
そいで、治療同意書とかいうのにサインをするときも不安で不安で、この選択のせいで赤ちゃんになにかあったら…ってぐるぐる考えてた。

陣痛室に戻ると、だんなさんが「助産師さんが心配してたよ。泣いちゃってるから落ち着かせてあげてくださいって言ってきたよ、ダイジョウブ?」って。そいで、
「だいじょうぶだから、赤ちゃんも頑張ってるから、促進剤で頑張ろう」っていわれると、ちょっと落ち着いてきた。

一緒に朝ごはんを食べて、10時からの陣痛促進剤投与の時間を待っていた。
「陣痛剤しても進まなくて帝王切開になったら、苦しみフルコースだね。あはは」
と二人で苦笑いしていた。
もうそういう運命なんだとさえ思った。

赤ちゃんだいじょうぶかなって心配でしょうがなかった。
早く出してあげなくちゃ!って。

そして、促進剤打ってとっとと産もう!と妙にテンションが上がる。
気づけば二晩、一睡もしていなかった。

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