2011-06-10

出産キロク② 陣痛室1日目~2日目

出産記録②
じぶんの備忘録です。

窓のない澱んだ空気の陣痛室に3日間居続ける事になるとは夢にも思わず、余裕だった入院1日目の夜。
ちなみに陣痛室はベッドが2つカーテンを隔てて並んでいる小さなお部屋。

結果的には3日苦しんだおかげでだんなさんの休日の木曜に産まれてきてくれたことを考えれば、これも運命だったのだろう…。

出産後の入院中も、陣痛室の前を通るたびに「今いる人、頑張れ!!」と心の中で念じて感極まって涙をながしてた。


●4月19日(火)
pm10:00
仕事が終わっただんなさんが残りの入院グッズを持ってきてくれた。
シャワーに入っていいよと言われ、シャワーに入って、んで、家族室でだらだら。
助産師のSさんが来て、ゆるキャラの雑談(ちーばくんとかこばとんとか)にめっちゃ花を咲かせていた。
緊張感まるでなし。

陣痛は30分に1~2回かな?たまにあり、痛みはうぅ…てその場にうずくまる程度。

●4月20日(水)
am12:00
Sさんが「今日は産まれないだろう、長期戦になるからだんなさんは帰りなよ」
とだんなさんは一時帰宅。

その後、明け方にかけて陣痛が3~10分間隔で続きはじめ、痛くて結局一睡もできなかった。
両隣の部屋に陣痛が始まった妊婦さんが続々やってくる気配があった。

●am7:30頃
だんなさんが心配して通勤前に病院に来てくれた。一緒に朝ごはん。
明け方には隣のベッドに20歳の妊婦さん(助産師さんとの会話が聞こえたの)が陣痛開始でお母様とともにやってきた。

朝ごはんのあと、助産師さんのnstチェック。わたしの陣痛間隔は5分程度。隣の子は10分程度みたい。このままわたしのほうが早く産むのかなー?となんとなく思う。

●am10:00
先生の診察を受けて、バルーンを夕方から入れて促進剤を翌朝打つことに。家族の同意書が必要との事で午後に来る義母を待つ事に。
幸い、破水による感染はなく赤ちゃんも元気みたい。ほっとする。

診察後、自分の陣痛はなんとなく遠退いてるかな?

それに伴うように、急に隣の子の陣痛がどんどん進んできた。カーテン一枚向こうから聞こえる苦しそうな声に、ひぇー、とびくびくおびえながらもがんばれ!と心の中でエール送る。
激しい展開にどきどき。

お昼。食べながらずっと隣の様子を聞いていた。てゆーか聞きたくなくてもめっちゃ聞こえてくる。
かわいそうなくらい痛がってるし。
怖い……
気を紛らわしたくてiPod聞くけど、自分の陣痛が来てる時にイヤホン越しに音が聴こえるのがものすごく不快ですぐにはずしたりしてた。

そうこうしている間に、隣の子の旦那さんがやってきて、いよいよ分娩室へ…。
関係ないわたしまで緊張マックス。
つきそいしてるお母さんらしき人もソワソワしてるみたい。

分娩室へ行って30分ほど。

元気な赤ちゃんがやってキタ!!

いいなぁ、いいなぁ。おめでとう、めっちゃ安産じゃん。心からあやかりたいと思いながらちょっぴりさみしい気分。

●pm1:00頃
お義母さん到着。
今後の処置のこととか不安が大きくて、来てもらえて本当にほっとした。

夕方くらいまでずっと15分間隔陣痛なかんじ。
遠退いてるな、けっこう辛いのにな…。

●pm3:00
助産師さんに車椅子で押してもらいながら別の病棟へ行き、今後の処置のために血液検査、骨盤や胸部レントゲン撮影を行った。

「車椅子で押してもらえるなんて、極楽ですね」
とかとぼけたことを余裕の笑顔で助産師さんに話していた気がする。
でも途中で陣痛が来たりしてそのたびに腰をさすってもらう。

●pm4:00
分娩室でバルーンを挿入。
思ったより痛くない感じ。
T先生、バルーンがおまたから垂れ下がってるんですがいいんでしょうか(涙)
そしてT先生の横に新人らしき女の先生が座って一生懸命説明を受けていた。

これで子宮口が開いて陣痛も進むことを願って!!

その後、陣痛が強くなる。間隔も再び5~10分くらい。お義母さんが腰をさすってくれるとかなりいいかんじに陣痛も来てくれるように。

夕御飯は結局陣痛のためとれず、お義母さんに食べてもらう。

●pm10:00
仕事終わりのだんなさん登場。
彼がいったん自宅へお義母さんを送ってから、明日は休みなので泊まり体制。
陣痛間隔は5分~10分くらいでこのまま2日目の夜も一睡もできないまますぎていく…
この夜はとにかくつらかった。
陣痛地獄が延々と続いて、何度時計を見てもまだ夜中で、とにかく早く朝が来てほしかった。

だんなさんとベッド1つ。私は大きいビーズクッションにもたれかかって、だんなさんはベッドの半分に狭そうにねっころがって、明け方からは半分寝ぼけながらもずーーーっと背中さすったりうちわであおいでくれたり。
わたしはめっちゃ暑くてとにかくずっと汗だくだった。
だんなさんは寒い、と言っていた。
だんなさんがうとうとしだすと、絶望的に心細くなるので、「暑い、あついー!!!」って騒いでは起こしていた。

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